防犯カメラを取り付けたいという依頼もここ数年でだいぶ増えたと思います。
マンションなど集合住宅では警戒設置が常識となっています。
その考え方が一般住宅に住んでいる人にも浸透されだしているようです。
数年前までは防犯カメラを取り付けるというお客様には大抵切羽詰まった動機がありました。
必要に迫られて防犯カメラという設備を導入していたのです。
しかし、最近の傾向では「何かあったら怖いから」という理由が増えてきているような気がします。不安を排除するための保険的な意味合いが強まっているのです。
身に迫る危険から家族を守るためには防犯カメラというのはある程度有効な手段です。
防犯カメラというのは犯罪者が犯罪を犯す前にその行動を未然に防ぐような抑止効果を持っているものです。
そして、万が一何かが起こったとしてもその証拠映像が事件の解決を導く可能性も高いです。
しかし、扱い方を間違えると周辺住民とのトラブルの元になる可能性があります。
ですから、設置するときは周囲に対して十分な配慮をとるようにしましょう。
また、防犯カメラがあるからといって必ず犯行を防げるとも限りません。なぜなら誰かが四六時中防犯カメラで監視してくれているわけではないからです。
あくまで抑止効果と事件発覚後の糸口になるものだ、ということを覚えて有効に使うようにしましょう。